70歳以上の公募による美術展 老いるほど若くなる
次回「第9回老いるほど若くなる」は、令和5年3月頃開催を予定しています。
70歳以上の方の絵画作品を募集
「絵を描く」ということ・・・
感性を磨き、対象を深く見つめ、その姿を独自の手法で画面に留めていく活動は、美術作品を生み出すという本来の目的とともに、健康寿命の延伸においても大きな効果を果たします。その作品に触れることによって生まれる感動もまた、こころの健康に結びつく力となります。一人ひとりの「いのち」と「暮らし」を尊重し、「健康寿命」の延伸につながる人と社会の「健康づくり」をめざす「健康寿命延伸都市・松本」を実現するために松本市美術館では、「老いるほど若くなる」の開催を重ねてきました。
本公募展は「華麗ではないが美しい世界、巨大ではないが強い世界、技巧はないが技巧を超えている世界、画法・画論に還元できないもうひとつの美術を『翁』に求めました。」と謳い、平成15年度に始まりました。若手作家の発掘に主眼がおかれがちな公募展ですが、本公募展では、年を重ねたからこそ描ける世界をご紹介する展覧会を目指して、70歳以上の方にご応募いただくものです。70歳に達すれば、経験等を問わず誰でも出品することができます。年齢は限界ではなくスタートに立つための唯一の資格であり、特権でもあります。皆さまの「描きたい」という気持ちにあふれた作品をお待ちしています。
過去の受賞作品

家近健二《想》

小松貞子《レースを敷いた静物》

柴田いち子《お互い年を重ねたね。》

塔本賢一《Hello》

川村政美《菜園の大切な時間》

大橋裕一《地獄極楽図》

豊田勝美《雷雨》

齋藤透《漂着》

柳橋純 《海に生く(B)》

髙島端夫《75歳の自画像》