展覧会情報

コレクション展

アララギ派の歌人たち

長塚節《「あらかじめ~」歌》
平福百穂・画

長塚節《「あらかじめ~」歌》 平福百穂・画

平瀬泣崖《あめつちの~》歌》
橋浦泰雄・画

平瀬泣崖《あめつちの~》歌》 橋浦泰雄・画

岡麓《梅の歌》

岡麓《梅の歌》

長塚節《「あらかじめ~」歌》
平福百穂・画
平瀬泣崖《あめつちの~》歌》
橋浦泰雄・画
岡麓《梅の歌》
会期 2020年2月4日(火) 〜 2020年5月24日(日)
会場 池上百竹亭コレクション室

池上百竹亭コレクションは、松本市の文人・池上喜作(号・百竹亭)が生涯にわたって蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。今回は、その中に収められたアララギ派の歌人たちの作品をご紹介します。

短歌雑誌『アララギ』は、正岡子規門下の歌人らが集まった根岸短歌会の機関誌『馬酔木(あしび)』を源流とし、1908(明治41)年に伊藤左千夫らを中心に『阿羅々木』として創刊されました(翌年『アララギ』と改題)。子規の没後も、万葉調の写生を重んじる歌風を受け継ぎ、広く身近に題材をもとめ、経験と実感を自由な言葉であらわし、歌壇の主流となっていきました。

コレクションには、伊藤左千夫、斎藤茂吉、島木赤彦、釈迢空(折口信夫)、長塚節、平福百穂、岡麓、香取秀真、平瀬泣崖(胡桃沢勘内)など、『アララギ』に参加した歌人の作品が多く含まれています。喜作は、子規派の俳人や歌人と交流を持ち、またある時は伊藤左千夫に師事していた胡桃沢勘内を介して、作品を蒐集していきました。これらの作品から、喜作がいかに子規の起こした俳句・短歌の革新運動に心惹かれていたかが分かります。

喜作が生涯を通して追い求めた子規文学の流れを汲む、アララギ派の歌人たちの作品をごゆっくりお楽しみください。