展覧会情報

コレクション展

コレクションの始まり

正岡子規《「菜の花」図》

正岡子規《「菜の花」図》

正岡子規《子規居士臨模古絵題詠(「藤娘」ほか図)》1902年

正岡子規《子規居士臨模古絵題詠(「藤娘」ほか図)》1902年

下村為山《子規居士像》、高濱虚子《「子規逝くや~」》

下村為山《子規居士像》、高濱虚子《「子規逝くや~」》

正岡子規《「菜の花」図》
正岡子規《子規居士臨模古絵題詠(「藤娘」ほか図)》1902年
下村為山《子規居士像》、高濱虚子《「子規逝くや~」》
会期 2022年4月21日(木) 〜 2022年7月10日(日)

休館日:月曜日(祝日の場合は次の最初の平日)
    ※5/2は開館

会場 池上百竹亭コレクション

池上百竹亭コレクションは、文人・池上喜作(号・百竹亭、1890‐1978)が蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。

松本市の商家に生まれた喜作は、国の重要美術品に指定された《手鑑『兎玉集』》を家蔵するような環境の元で、芸術を尊ぶ心を養っていきました。旧制松本中学校時代、正岡子規の俳句革新運動を知り、心惹かれるようになります。松本が、俳句革新運動の県内拠点となっていた時期でもありました。家業にいそしむ傍ら歌作、句作を続けますが、子規の《子規居士臨模古絵題詠(「藤娘ほか」図)》を入手したことをきっかけに、コレクションが始まります。その中核をなすものは子規とその門人たちの作品ですが、文芸関係にとどまらず、美術、工芸の分野にも広がりをみせていきます。

このたびの展示では、当館のリニューアルオープンにあたり、コレクションを代表する子規の作品が一堂に会します。喜作が生涯を通して追い求めた子規文学を垣間見る機会とし、あわせて《手鑑『兎玉集』》をご覧いただきます。

「コレクションの始まり」チラシ