コレクション展示 終了しました 荻原井泉水 2023年7月25日(火)–2023年10月1日(日) 池上百竹亭コレクション展示室 荻原井泉水《一期一会》 池上百竹亭コレクションは、松本市の文人・池上喜作(号・百竹亭、1890‐1978)が蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。 今回は、俳人の荻原井泉水の作品をご紹介します。 荻原井泉水(1884‐1976)は、はじめ正岡子規などの影響を受け、その後は河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の新傾向俳句運動に参加します。のちに碧梧桐とは袂を分かちますが、典型的な五・七・五にとらわれない自由で多彩な作風の作品を生み、自由律俳句の中心作家として活躍しました。 井泉水は東京生まれですが、父親は長野県北安曇郡池田町の生まれ、夫人は現在の長野県上田市の出身で、信州とは縁のある作家でもありました。 池上喜作とは、1930(昭和5)年に出会います。1962(昭和37)年以降は毎年のように松本を訪れ、親交を深めていきました。 コレクションには、井泉水の作品及び関連する資料が多く収められています。 作品リスト 荻原井泉水《一期一会》 荻原井泉水《明治百年》 荻原井泉水《風》 荻原井泉水《無何有寿 朱拓本》