コレクション展示 終了しました 无声会むせいかいの画家と橋口五葉 2022年10月18日(火)–2023年1月9日(月) 池上百竹亭コレクション展示室 展覧会チラシを見る 池上百竹亭コレクションは、文人・池上喜作(号・百竹亭、1890‐1978)が蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。今回は、无声会で活動した画家と橋口五葉の作品をご紹介します。 无声会は、1900(明治33)年から1913(大正2)年まで活動した、日本画の小グループです。はじめ「自然主義」をスローガンに掲げて写実を重要視し、後期には「新装飾芸術」を謳い、装飾的な傾向を強めていきました。池上百竹亭コレクションには、中核メンバーの一人である平福百穂、会員として加わった石井柏亭らの作品が収められています。 橋口五葉は、无声会の活動末期に参加し、装飾的表現を試みた作品を発表しています。池上喜作の旧蔵書の中にも、五葉が手がけた装幀本が多数あります。今回は、当館の企画展「鹿児島市立美術館 名品展」(2022年11月27日まで)に合わせ、无声会の画家たちの作品とともに、五葉の装幀本をご覧いただきます。 平福百穂《七面鳥》 橋口五葉 『草合』(夏目漱石著)装幀 1908年 橋口五葉 『それから』(夏目漱石著)装幀 1910年 橋口五葉 『虞美人草』(夏目漱石著)装幀 1911年