コレクション展示 終了しました 旅の情景 —2— 2020年11月17日(火)–2021年3月31日(水) 田村一男記念展示室 《羽後長野》1976年 田村は制作にあたり日本各地を旅しています。当館ではスケッチ帖100冊余、頁数にして1700以上にもおよぶ資料を収蔵しています。田村は旅先で風景のなかに身を置くことにより、自己と向き合った画家といえます。 今や日々の生活は一変しました。人の移動が制限され、旅行もままなりません。人の心のあり方や、日常の景色さえも変えてしまいました。 眩しく光る新緑、真っ赤な太陽と青い空。夕日に照らされた紅葉の山々、心静かに深々と降り積もる雪景色など四季折々の風景が、今ほど愛おしく感じられることはありません。 今回の展示では、田村が日本各地を訪れて制作した山の峰々を紹介します。懐かしさや憧れ、あるいは失われた時間や場所を思い浮かべて、作品と対話していただけたら幸いです。 作品リスト 《羽後長野》1976年 《白いやまなみ》1980年 《桜島雪》1953年 《陽月》1971年