コレクション展示 終了しました 田村一男の眼差し —7— 2019年1月8日(火)–2019年5月26日(日) 田村一男記念展示室 田村一男《蔵王》1984年 田村一男(1904~97年)は、信州の山々に親しみ、日本の大地を愛した画家です。 20歳を過ぎて訪れた蓼科高原の雄大な景色に魅せられ、生涯を通じて日本の高原風景を主題としてきました。とくに田村は、毎年のように信州を訪れ、信州の風景を題材にした作品を数多く残しています。こうした高原風景には、田村が自身の肌で感じた自然の厳しさと大地のぬくもりがそこはかとなく漂います。 今回の展示では、当館コレクションの中から、「雪」を描いた作品と、春の訪れをテーマにした作品を選んでご紹介します。1940年代から最晩年まで、日本の山や高原風景に慈愛を込めて描いた作品の数々をお楽しみください。約70年にわたる田村一男の画業で培われた技法、田村一男の眼を通じて描かれた「雪」「光」「空気」を感じていただければ幸いです。 田村一男《蔵王》1984年 田村一男《春をまつ高原》1966年 田村一男《雪の蔵王村》1952年 田村一男《蓼科高原》1996年