コレクション展示 終了しました 田村一男の眼差し—6— 2018年9月26日(水)–2019年1月6日(日) 田村一男記念展示室 田村一男 《陽月》1971年 田村一男(1904~97年)は、信州の山々に親しみ、日本の大地を愛した画家です。 20歳を過ぎて訪れた蓼科高原の雄大な景色に魅せられ、生涯を通じて日本の高原風景を主題としてきました。とくに田村は、毎年のように信州を訪れ、信州の風景を題材にした作品を数多く残しています。こうした高原風景には、田村が自身の肌で感じた自然の厳しさと大地のぬくもり がそこはかとなく漂います。 今回の展示では、当館コレクションの中から出品作を中心に選んだ16点を四つの年代に分け、それぞれの作風の特徴や制作背景などをあわせてご紹介します。 30代から渡欧後までの作品、60代の作品、70代から大作を発表した80歳前後までの作品、80代半ば以降・最晩年の作品です。田村一男の眼を通じて描かれた日本各地の風景をご堪能ください。 田村一男 《陽月》1971年 田村一男 《冬の丘》1988年 田村一男 《黒神より桜島》1973年 田村一男 《白馬くもる》1993年