コレクション展示 終了しました 冬去春来 2018年1月10日(水)–2018年5月13日(日) 池上百竹亭コレクション展示室 小川千甕《女猿引の図》 池上百竹亭コレクションは、松本市の文人・池上喜作が生涯にわたって蒐集した近代文芸資料を主とする221点の総称です。 作品の多くは、喜作が作家たちと親交を深めるなかで蒐められました。中には、喜作が直接作家へ依頼をして制作されたものもあります。さらに、喜作の取り合わせにより、独特の表具を施して仕立てた作品もあり、作家とコレクター双方により形成された珠玉のコレクションといえます。 今回の展示では、コレクション内の、冬から春へ至る季節を題材とした作品を選出し、ご紹介します。 冬来たりなば春遠からじとは申しますが、信州の冬は長く、春はいっそう待ち遠しいものです。そんなこの地で、かつての日本で画家や文人たちが厳しい冬に見出したもの、心待ちにした春への憧憬を、作品を通して尋ねたいと思います。ぜひごゆっくりと、お楽しみいただければ幸いです。 作品リスト 小川千甕《女猿引の図》 平福百穂《梅の図》 歌・長塚節、添画・平福百穂《「あらかじめ~」歌》 句・正岡子規、添画・下村為山《菜の花十句原稿》