コレクション展示 終了しました 上條信山記念展示室 “割れた線”の魅力 2016年5月10日(火)–2016年9月25日(日) 上條信山記念展示室 展覧会チラシを見る やわらかい毛筆を一気呵成に揮う書の制作では、途中で筆の毛先が割れてしまうことがあります。上條信山は、多くの場合、割れて書きづらくなった筆先をあえてそろえ直すことをせずに書き進めます。割れた毛筆による線は、ややもすると、ばらついた貧弱なものになりがちですが、信山作品の割れた線には微塵の弱さも感じられません。割れた筆先でありながら、生きた線を引くにはどうすればよいのでしょうか。また、割れた線により、どのような効果が生まれているでしょうか。信山書法による”割れた線“の魅力を探ってみましょう。 作品リスト 上條信山《氷心玉壷》1988年 上條信山《式子内親王のうた》1986年 上條信山《大道無門》