コレクション展示 終了しました 香取秀真と池上喜作Ⅱ 2015年1月6日(火)–2015年5月6日(水) 池上百竹亭コレクション展示室 本年度は、喜作ともっとも親交の厚かった人物である香取秀真の生誕140年、没後60年にあたる節目の年です。 喜作と秀真の出会いは、喜作が父の菩提を弔うために金銅製の阿弥陀如来像の制作を依頼したことにはじまります。当初は、単なる依頼者と作家という関係でしたが、お互いに子規文学へ強い憧れを持っているという共通点がありました。交流を重ねるごとに二人の関係は強い絆で結ばれていきました。 喜作は、秀真の作品の頒布会を主宰し、戦中には自宅が焼失した秀真に松本への疎開を勧め、松本滞在中も家族ぐるみの温かい交流をしました。また、戦後には多くの歌を松本で残した秀真の顕彰のため、石碑を建立する事業を手がけました。 今回は、喜作と秀真の交友を、作品を通じてご覧いただけたらと思います。 No. 作家名 作品名 形態 寸法(cm) 1 香取秀真 鉄瓶 繰口八角形 鋳造 高13.5×径17.2 2 ― 鉄瓶頒布会図録 図録 3 香取秀真 風炉 鋳造 高19.8×径33.2 4 〃 草庵俳句帖 短冊帖 42.2×16.5 5 〃 短冊貼り混ぜ屏風 屏風 136.3×261.6 6 池上百竹亭 寿竹帖 画帖 21.2×18.3 7 〃 百竹帖 画帖 21.2×18.3 8 〃 楽竹帖 画帖 21.2×18.3 9 〃 梅竹帖 画帖 21.2×18.3