コレクション展示 終了しました 光風会の出品作を中心に 2023年4月25日(火)–2023年7月23日(日) 田村一男記念展示室 《蔵王》1984年 展覧会チラシを見る 田村一男は1904年、現在の東京都中野区に生まれました。画家を志し、20歳を過ぎて訪れた信州・蓼科高原の雄大さに感銘を受け、日本の風土―とくに高原風景―を主題に92歳で亡くなるまで描き続けます。田村の作品は、写実的な風景画というものではなく、田村自身を画面に投影したような「孤高」と「清廉」をまとった山の姿が印象的です。 今回の展示は、田村一男が理事長を務めていた美術団体「光風会」に出品した作品を中心にご紹介します。20代のころに出品した初期の小品から、絶筆となった80号の大作まで、その多くが松本市美術館の所蔵となっています。 雪山、春を予感させる大地など、自然との対話を続けた田村ならではの作品をお楽しみいただければ幸いです。 作品リスト 《蔵王》1984年 《松の木風景》1931年 《雪の白樺湖》1997年