松本市美術館

コレクション展示

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田村一男の眼差し—3—

2016年1月19日(火)–2016年5月8日(日)
田村一男記念展示室

田村一男《蓼科高原晴日》1948年

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田村一男は1904年、現在の東京都中野区に生まれ育ちました。画家を志し、20歳を過ぎて訪れた信州・蓼科高原の雄大さに感銘を受け、日本の風土―とくに高原風景―を主題に92歳で亡くなるまで描き続けました。田村の作品は、写実的な風景画というものではなく、田村自身を画面に投影したような「孤高」と「清廉」をまとった山の姿が印象的です。

今回の展示では、約70年にわたる田村の画業を、四つの年代に分け、それぞれの作風の特徴や制作背景などをあわせてご紹介します。20代から50歳頃までの作品、渡欧から1960年代後半までの作品、1970から80年代半ばまでの作品、最晩年の作品、それぞれに味わいのある画面がつくられています。自然との対話のなかで、田村は何を描き、何を描かなかったのでしょうか。田村の視線で選びとった日本の風景を、作品を通じてお楽しみいただければ幸いです。

作品リスト

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