コレクション展示 終了しました 田村一男記念展示室 山、眠る① 田村一男没後20年 2017年1月11日(水)–2017年5月7日(日) 田村一男記念展示室 展覧会チラシを見る 田村一男(1904~97年)は、信州の山々に親しみ、日本の大地を愛した画家です。20歳を過ぎて訪れた蓼科高原の雄大な景色に魅せられ、生涯を通じて日本の高原風景を主題としてきました。とくに田村は、毎年のように信州を訪れ、信州の風景を題材にした作品を数多く残しています。こうした高原風景には、田村が自身の肌で 感じた自然の厳しさと大地のぬくもりがそこはかとなく漂います。 今年は、田村が没してから20年。そこで、今年の記念展示室は、「山眠る」と題して、田村がとくに好んで描いた日本の冬をご紹介します。「山眠る」は「冬」の季語。ときに田村が描いた山の絵は、田村自身の姿を投影したかのような静けさとゆるぎない堅牢さをたたえています。70年余りにわたる田村の画業をご堪能ください。 作品リスト 田村一男《雪の岬》1980年 田村一男《雪の蔵王村》1952年 田村一男《白樺湖畔冬景》1982年 田村一男《暮雪》1986年 田村一男《青い世界》1980年