コレクション展
百竹亭の俳句コレクション~子規とその門人たちの句を中心に~
会期 | 2017年10月11日(水) 〜 2018年1月8日(月) |
---|---|
会場 | 池上百竹亭コレクション |
□池上百竹亭コレクションは、松本市の文人・池上喜作 ( 1890~年1978) が生涯にわたって蒐集した「文芸資料」「絵画」「工芸」からなる201点の総称です。
□喜作は早いうちから俳句・短歌を知り、正岡子規の俳句・ 短歌革新運動に心惹かれるようになります。家業を継ぐため学業を断念するも、子規文学への深い関心は絶ちがたく、俳壇への投稿などは続けていました。そして、子規の模写した「藤娘」の絵と題詠を入手したことをきっかけに、本格的な蒐集がスタート。後に多様なコレクションが形成されますが、中でも子規とその門人に関する文芸資料は、その中核をなしています。
□今回の展示では、子規の作品をはじめ、彼の門人である河東碧梧桐、内藤鳴雪らの作品と、郷土ゆかりの俳人で、子規に直接師事した矢ヶ崎奇峰や上原三川の作品をご紹介いたします。生涯、喜作が憧れ、そして愛し続けた子規とその門人たちの俳句の世界をどうぞごゆっくりとお楽しみください。
矢ヶ崎奇峰《 「一むらは~」句》橋裏泰雄 添絵
平瀬泣崖《「あめつちの~」歌》 橋裏泰雄 添絵