コレクション展
書簡 心を伝え、のこすもの。
会期 | 2018年5月15日(火) 〜 2018年9月30日(日) |
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会場 | 池上百竹亭コレクション展示 |
池上百竹亭コレクションとは、松本市の文人・池上喜作(百竹亭)が生涯にわたって蒐集した近代文芸資料を主とする二二一点の資料の総称です。
作品の多くは、喜作が作家たちと親交を深めるなかで蒐められ、中には、喜作が直接作家へ依頼をして制作されたものもあります。さらに、喜作の感性を反映した独特の表具を施して仕立てた作品もあり、作家とコレクター双方の手により形成された珠玉のコレクションといえます。
今回の展示では、作家たちの書簡資料を取り上げます。これらは、ともすれば絵画などの来歴を調べる二次資料と見なされがちですが、喜作により美しく表装された資料からは一つひとつの書簡に対する愛情が伝わってきます。
喜作が敬愛した正岡子規とその弟子・伊藤左千夫の書簡や、百竹亭コレクションのスタートとなった正岡子規の《藤娘》にまつわる書簡など、内容も趣も様々な角度からお楽しみいただければ幸いです。