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日展出品作を中心に

谷神不死

谷神不死

堅勁

堅勁

相忘

相忘

壮心

壮心

谷神不死
堅勁
相忘
壮心
会期 2022年4月21日(木) 〜 2022年7月10日(日)

休館日:月曜日(祝日の場合は次の最初の平日)
    ※5/2は開館

会場 上條信山記念展示室

日展(日本美術展覧会)は、1907(明治40)年に開催された第1回文展(文部省美術展覧会)を礎として、戦後、’46(昭和21)年から現在の名称となりました。’48(昭和23)年、第4回日展から第五科「書」が加わり、日本最大級の総合美術展として現在まで続いています。

上條信山は、書部門設立の翌年、42歳で日展に初出品初入選、44歳と46歳で特選受賞、51歳で初めて審査員となり、以後通算9回務めました。初審査員以来、より明確に、現代感覚と視覚効果を兼ね備えた書を目指して大字作品を中心に発表。重厚な顔真卿書法を取り入れた《谷神不死》(’62年・55歳)、内閣総理大臣賞受賞作《堅勁》(’69年・62歳)、日本芸術院賞を受けた《汲古》(’77年・70歳)、書の国際性を確信し大胆な空間表現を打ち出した《相忘》(’79年・72歳)、終生〝書〟にかける強い意志を示した《壮心》(’87年・80歳)など、多くの代表作が生まれています。

「日本の書の現代的水準と方向性を示す最も重要な展覧会」(機関紙『書象』’91年12月号より)と位置づけて制作した数々は、今なお鮮烈な印象と感動を与えてくれることでしょう。

「日展出品作品を中心に」チラシ