コレクション展
河東碧梧桐と荻原井泉水
会期 |
2023年4月25日(火) 〜
2023年7月23日(日)
休館日:月曜日(休日の場合は次の平日)、ただし5月1日は開館 |
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会場 | 池上百竹亭コレクション展示室 |
池上百竹亭コレクションは、文人・池上喜作(号・百竹亭、1890~1978)が蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。今回は、俳人の河東碧梧桐(かわひがし・へきごとう)と荻原井泉水(おぎわら・せいせんすい)の作品をご紹介します。
河東碧梧桐(1873~1937)は、正岡子規の俳句革新運動に参加し、子規没後も新聞『日本』によってその運動を継承しました。新傾向俳句を唱えて、典型的な五・七・五にとらわれない、季題趣味の脱却を目指した自由律俳句を進めた俳人です。その、碧梧桐の新傾向俳句運動に参加したひとりが、荻原井泉水(1884~1976)です。のちに碧梧桐と袂を分かちますが、自由律俳句の中心作家として活躍しました。池上喜作との親交は深く、コレクションには多くの作品が収められています。
このたびの展示では、ふたりの作品とともに、子規が生涯をかけて取り組んだ「俳句分類」の原稿をご覧いただきます。