展覧会情報

コレクション展

現代書道二十人展・謙慎書道会展出品作を中心に/張廉卿生誕200年記念展示

上條信山《飛龍》

上條信山《飛龍》

上條信山《卩天祐》

上條信山《卩天祐》

張廉卿《七言対聯》

張廉卿《七言対聯》

上條信山《飛龍》
上條信山《卩天祐》
張廉卿《七言対聯》
会期 2023年10月3日(火) 〜 2024年1月8日(月)

休館日:月曜日(休日の場合翌平日)、年末年始(12/29~1/3)

会場 上條信山記念展示室

現代書道二十人展・謙慎書道会展出品作を中心に
「現代書道二十人展」は1957(昭和32)年に発足し、書壇を代表する書家二十人が選ばれて出品する、日本の書の最高水準を示す展覧会。「謙慎書道会展」は古典に立脚した書の本質を追求する会として1933(昭和8)年に第1回展を開催。いずれも今に続く、上條信山が心魂尽くして制作した場であり、代表作が次々に生まれた歴史ある書展です。
張廉卿(ちょうれんけい)、宮島詠士の書法を継承しながら、現代の書表現を探求し、楷書による大字作品のほかにも隷書や篆書による大作にも挑戦し続けました。その軌跡から作家の魂を感じていただければ幸甚に存じます。

張廉卿生誕200年記念展示
上條信山の先師・張廉卿(1823-94)の生誕200年の節目にあたり、当館収蔵作品から5点を展示します。
張廉卿は中国清朝の文学者であり書家。官に入って曽国藩の門人となり、のちに保定市の蓮池書院などの大学長を歴任しました。その書は、篆書や隷書の筆法と、「張猛龍碑」「九成宮醴泉銘」の結構をもって、沈着重厚にして雄渾な書風を確立しています。
上條信山が敬愛し、信山書法が生まれた源泉の書をご覧ください。