企画展
山の日制定記念 遥かなる山 ─ 発見された風景美
会期 |
2016年7月16日(土) 〜
2016年9月4日(日)
〔前期展示〕 7月16日~8月7日 〔後期展示〕 8月9日~9月4日 ※ 作品保護のため、会期中に展示替えがあります 〔開館時間〕 9:00~17:00(入場は16:30まで) ※ 8月11日(木・祝)は19:00まで延長(入場は18:30まで) 〔休館日〕 7月19日(火)・25日(月)※ 8月8日(月)は展示替えのため、本展覧会のみ閉室 |
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会場 | 松本市美術館 企画展示室 |
観覧料 | 大人1,000円、大学高校生・70歳以上の松本市民600円 ※ 20名以上の団体は各100円引き ※ 中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料 【リピート割引】大人600円、大学高校生・70歳以上の松本市民300円 ※ 2回目以降の観覧料、要半券呈示、他の割引との併用不可 常設展は企画展のチケットでご覧頂けます。 |
〔主 催〕 松本市美術館
〔共 催〕 abn長野朝日放送、信濃毎日新聞社、市民タイムス、松本平タウン情報
〔協 力〕 公益社団法人 日本山岳会、一般財団法人 全国山の日協議会、長野県山岳協会、一般財団法人 松本市芸術文化振興財団
〔企画協力〕 yab山口朝日放送
〔出品点数〕 120点 ※会期途中に展示替えあり
〔巡回情報〕 山口県立美術館:2016年5月26日(木)~ 7月3日(日)
関連プログラム
◆記念トークショー「山が教えてくれること」
写真家・石川直樹さんとモデル・KIKIさんをゲストにお迎えし、記念トークショーを開催いたします。お二人に山での体験や感じたことなどをお聞きしながら、山を描いた画家の思いも探ります。
●日時/8月28日(日) 14:00~15:30
●会場/松本市美術館 多目的ホール
●ゲスト/石川直樹(写真家)、KIKI(モデル)
●コーディネーター/小川稔(松本市美術館館長)
●料金/無料
●定員/100名
●申込/要事前申込(8月5日(金)から美術館へ)
※申込み受付終了しました
◆ワークショップ あそ美じゅつ「妖怪のいる風景を描こう」
山の風景を描くとしたら、どんな絵を描きますか?山の姿形、草木や花々、動物や昆虫…そして、妖怪たち!? 風景に隠れる“不思議な気配”を描いてみましょう。
●日時/8月4日(木)・5日(金) 10:00~15:00 2日連続 ※雨天の場合は4日のみ、美術館での開催
●会場/1日目:城山公園(松本市)、2日目:美術館 講座室・市民アトリエ
●講師/原良介(画家、多摩美術大学非常勤講師)
●料金/1,000円
●定員/中学生20名(小学校5・6年生も可)
●申込/要事前申込(7月5日(火)から美術館へ)
※終了しました
◆学芸員によるギャラリートーク
●日時/7月21日・28日、8月18日・25日(いずれも木曜日) 10:30~
●料金/無料(ただし、当日有効の本展覧会観覧券が必要です)
●定員/各回20名程度
●申込/不要。会場入口前に集合
山の絵のはじまり
「山の日」の誕生を記念し、岳都・松本が山岳美術展を開催いたします。
明治から昭和前期にかけ、雄大な山容、天空の里を描いた画家たち46人、そのより抜きの120点を紹介します。
山がまだ神秘のヴェールに包まれていたころ、人は裾野から仰ぎ見て、畏れを抱いたり、仙境を想い描いたりしていました。明治30年代、20世紀の幕開けとともに近代登山が始まります。地理学者、測量士、山師らにまじって、画家たちもまた、日本の国土の未開の部分に分け入りました。広大な神々の庭、目もくらむ大滝、山また山の大眺望。雷鳴がとどろき、しのつく雨。そのあとの燃え立つような夕映え。足元の可憐な花たち…。新鮮な風景の発見と驚きは、同時に新たな視覚の誕生でもありました。画家たちは、自然の霊気や息吹など、そのすべてに同化しながら未知の色彩を見つけ、新しい美を生み出します。
登山が身近になるにつれ、山の絵のスタイルも多様になっていきました。しかし、人が山にはじめて向かい合った原初の体験は、今なお、この上なくみずみずしい感動を伝えてくるのです。
展覧会チラシはこちらからご覧いただけます