展覧会情報

企画展

飯沼英樹 闘ウ女神タチ

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会期 2016年9月17日(土) 〜 2016年11月27日(日)

休館日 月曜日 ※祝日の場合は次の平日

会場 企画展示室
観覧料

大人800円、70歳以上の松本市民600円、学生無料(※20名以上の団体は各100円引き、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料)

○リピート割引/大人500円、70歳以上の松本市民300円(※2回目以降の観覧料。半券の呈示が必要です。他の割引との併用はできません。)

常設展は企画展のチケットでご覧頂けます

 

主催/松本市美術館

共催/SBC信越放送、市民タイムス

後援/(一財)松本市芸術文化振興財団、信濃毎日新聞社、長野県松本蟻ケ崎高等学校同窓会

協力/SNOW Contemporary、松本パルコ、松本日産自動車株式会社

 

展覧会特設ページはこちらからご覧いただけます(外部ページへリンクします)

作家と出会う!展覧会を楽しむ! 関連プログラム

アーティスト・ギャラリートーク

作家本人によるギャラリートークです。ここでしか聞くことのできない裏話も!

・日時/9月17日(土)10:30~11:30

・講師/飯沼英樹氏

・会場/企画展示室

・定員/先着20名程度

・料金/無料(ただし、本展覧会の観覧券が必要)

・申込/不要。企画展示室前に集合。

※終了しました

 

高校生講座 「続・アーティストと話そう!作ろう!」

直接聞いて、一緒に作って、アーティストとしての生き方に触れてみましょう。

・日時/10月22日(土)11:00~16:00

・講師/飯沼英樹氏

・対象/高校生 ※一般の方の見学可

・定員/30名

・料金/500円

・申込/9月10日(土)から美術館へ

※終了しました

 

五感で楽しむアート 「美術館でヨガをしよう!」

体を使って作品鑑賞をしてみませんか?噂のヨガ・ヒデキが登場します!

・日時/11月6日(日)13:30~14:30

・講師/ヨガ・ヒデキ氏

・対象/小学生~大人

・定員/15名

・料金/無料

・申込/10月6日(木)から美術館へ

※終了しました

 

学芸員によるギャラリートーク

・日時/10月1日(土)、10月29日(土)、11月12日(土)各日11:00~

・会場/企画展示室

・定員/先着20名程度

・料金/無料(ただし、本展覧会の観覧券が必要)

・申込/不要。企画展示室前に集合。

※終了しました

 

プレオープン企画 アーティスト in ミュージアム

飯沼英樹の作品制作現場を公開!!展覧会オープンに先立ち、作家が美術館で滞在制作をします。

・日時/8月11日(木・祝)~15日(月) 13:00~15:30

・会場/子供創作館

・見学/無料、申し込み不要。

・その他/都合により閉室する場合がございます。

※終了しました

 

館外展示

美術館を飛び出して、飯沼英樹作品が街中に登場!ぜひおでかけください。

会場① 松本パルコ 2F特設会場

展示期間:9月10日(土)~9月25日(日)※終了しました

・会場② 松本駅 東西自由通路

展示期間:9月10日(土)~11月13日(日)※終了しました

・会場③ ホテルブエナビスタ 1階ロビー

展示期間:10月1日(土)~11月6日(日)※終了しました

・会場④ 第27回 信濃の国 楽市楽座 出展ブース

展示期間:10月15日(土)・16日(日※終了しました

第27回 信濃の国 楽市楽座 ~ファミリーで楽しむ秋~はこちら

※外部サイトへ接続します。

 

 

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彫りだされた視線  艶やかに、したたかに―

白波の月、黒空の星、五色の人。彫刻王子、生誕の地・松本に凱旋。

 

国内外で活躍を続ける松本市出身の彫刻家・飯沼英樹(1975年~ )。その全貌をご紹介する初めての展覧会です。

現在を生きる飯沼が刻むのは、やはり現在を生きる女性の姿。煌びやかな衣装を身に纏い、最先端のメイクで武装したモデルたち。飯沼はファッション誌の一枚の写真からインスピレーションを得て、被写体の内面までも彫りあげます。その彫像に対峙したとき、心を見透かされているような感覚に襲われるかもしれません。鑑賞者の感性による補正を経て、モチーフの存在感はさらなる高みへと到達しているからでしょう。

2000年頃から手掛けはじめた女性像は、これまでに300体を数えます。等身大の像もあれば、わずか数センチの小さな作品も。そのいずれもが、一定の存在感を備えているのは、作者の揺るぎない精神性によるものでしょう。一心不乱に雑木を刻み、生涯に数えきれないほどの仏を創りあげた木喰僧の姿がふと頭をよぎります。木喰仏と飯沼の女性像を同一視することはいささか乱暴かもしれません。しかし、無関係であると言い切ることができないのは、女性像の気高さからくるのでしょうか。そして、気高さの根源は、着飾った姿ではなく、纏うことによって自らを奮い立たたせてきた内面によるものでもあります。木喰僧の終着点は自らの肉体が滅びた後の「魂」の救済。飯沼英樹が見据えるのは何でしょうか―。

そして、同じ時を生きる「作家」と「鑑賞者」、その関係性から展開していく展覧会でもあります。

 

 

飯沼英樹氏 顔写真作家プロフィール

飯沼英樹(いいぬま・ひでき)。1975 年、松本市生まれ。長野県松本蟻ケ崎高等学校卒業後、玉川大学、愛知県立芸術大学大学院を修了。「フランス政府給費留学奨学金」を得て、フランスのナント地方美術学校に入学。同校のヨーロッパ高等教育交流プログラムによりコペンハーゲン(デンマーク)、ミラノ(イタリア)、カールスルーエ(ドイツ)に留学。2003年に帰国した後もヨーロッパを中心に作品発表を続けている。現在は東京にアトリエを構え制作に励む。

受賞等/2004年「国際彫刻シンポジウム」 最優秀賞(マルクノイキルヘン・ドイツ)、2005年「Ernst Barlach Preis」エルンスト・バルラッハ賞 (ドイツ) 、2013年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2013」主催者特別賞、2015年「LUMINE meets ART AWARD 2015」グランプリ

 

 

展覧会チラシはこちらからご覧いただけます