コレクション展示 開催中 平福百穂 2026年6月2日(火) – 8月23日(日) Tuesday, June 2, 2026 – Sunday, August 23, 2026 池上百竹亭コレクション展示室 池上百竹亭コレクションは、松本市の文人・池上喜作(号・百竹亭、1890-1978年)が蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。今回は、平福百穂の作品をご紹介します。 平福百穂(1877-1933)は、秋田県出身の日本画家です。川端玉章に師事し、のちに自然主義を主張した无声会に参加します。文展・帝展でしばしば受賞するなど、その着想技巧は高く評価されました。また新聞や雑誌の挿絵も数多く手がけ、人気を得たことでも知られています。伊藤左千夫や長塚節ら歌人と交流し、のちにアララギ派の歌人としても活躍しました。 池上喜作が絵画の蒐集を始めたきっかけは、百穂の作品と出会ったことからでした。短歌雑誌『アララギ』の資金援助のために百穂が制作頒布したうちの一点《水辺楊柳図》を入手した池上は、その絵を大変気に入り、百穂の力作を手に入れたいと思うようになります。池上は百穂と親交を深めて新作を依頼し、1928(昭和3)年に大作《松籟泉声》が届けられました。 ふたりの心通わせた交流のなかで蒐められた作品を、ごゆっくりお楽しみください。 作品リスト 平福百穂《松籟泉声》1928年頃平福百穂《松籟泉声》1928年頃 平福百穂《水辺楊柳図》1913‐14年頃平福百穂《水辺楊柳図》1913‐14年頃 平福百穂《貼り混ぜ屏風》(二曲一双)平福百穂《貼り混ぜ屏風》(二曲一双)