企画展 終了しました アーツ・アンド・クラフツとデザイン —ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで— 2023年4月15日(土)–2023年6月4日(日) 企画展示室 展覧会チラシを見る アーツアンドクラフツ ~暮らしを彩るデザイン~ 19世紀イギリスを代表する詩人、思想家であり、「モダン・デザインの父」と呼ばれた芸術家でもあるウィリアム・モリス(1834-96)。モリスは、産業革命後に失われつつあった、職人たちの手仕事による制作活動の復興を目指しました。また、その丁寧な手仕事から生まれる美しさを人々の暮らしに取り入れ、身近な生活と芸術を統合した「美しい暮らし」を主張しました。その思想に共鳴したデザイナーや建築家により発展したのが、アーツ・アンド・クラフツ運動です。 1888年、ウォルター・クレイン(1845-1915)らを中心に、第1回アーツ・アンド・クラフツ展が開催されました。この展覧会の継続とともに、アーツ・アンド・クラフツの思想はイギリス全体へ浸透し、さらには欧米を中心に広がり、日本にまで波及しました。近代デザインの先駆けとなったこの運動は、現在も世界各地に息づいています。 本展は、モリスをはじめとしたイギリスの作家を中心に、アメリカでのアーツ・アンド・クラフツ運動の象徴で、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)の作品まで約170点をご紹介します。テキスタイルや壁紙、家具、ジュエリー、ガラス器、金工、タイル、書籍などを通して、暮らしを彩るデザインをお楽しみください。 ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年 Photo ©Brain Trust Inc. ジョージ・ワシントン・ジャック《サーヴィル肘掛け椅子》1890年頃 Photo ©Brain Trust Inc. ジェームズ・クロマ―・ワット《ホワイトメタルのエナメル・ペンダント》1920年頃 Photo ©Brain Trust Inc. ティファニー・スタジオ《三輪のリリィの金色ランプ》1901-25年 Photo ©Brain Trust Inc. C・F・A・ヴォイジー《ポピー》1895年頃 Photo ©Brain Trust Inc. 開催情報 会期 2023年4月15日(土)–2023年6月4日(日) 開館時間 9:00~17:00(入場は16:30まで) 休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)、※ただし、5月1日は開館 会場 企画展示室 主催 松本市美術館 共催 信濃毎日新聞社 後援 ブリティッシュ・カウンシル、市民タイムス、MGプレス 協力 NPO法人 松本クラフト推進協会 企画協力 株式会社ブレーントラスト 観覧料 大人:1,200円 大学高校生・70歳以上の松本市民:800円 中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料 20名以上の団体は各200円引き 大学高校生と70歳以上の松本市民は、観覧当日、証明書(学生証、免許証等)の呈示が必要 本展観覧券で3階の各コレクション展示もご覧いただけます。 前売券/大人1,000円、大学高校生と70歳以上の松本市民600円(取扱いは4月14日まで) プレイガイド/ 〔前売券のみ〕井上百貨店、こばやし画材、シナノ画房、手塚信古堂 〔前売券・当日券とも〕窓口販売:松本市 オンラインチケットはこちらから 関連イベント 学芸員によるギャラリートーク 日時 4月27日(木)、5月16日(火)、26日(金)各日14:00~ 料金 無料(ただし、当日有効の本展観覧券が必要です) 定員 先着15名程度 申込 不要。企画展示室前に集合 工芸の五月 美術館ステージ 街歩きツアーや展示、ワークショップなどを開催します。