企画展 終了しました 70歳以上の公募による美術展 第9回 老いるほど若くなる 2023年2月18日(土)–2023年3月26日(日) 企画展示室 グランプリ 天衣賞 山口敏行《シマウマスク》71歳 兵庫県 70歳以上を応募条件とするこの公募展は、「華麗ではないが美しい世界、巨大ではないが強い世界、技巧はないが技巧を超えている世界、画法・画論に還元できないもう一つの美術を求め」(※1)、2004年に初めて開催されました。以降は隔年で行われ、このたび第9回目を迎えます。本展では、全国44都道府県から届いた481点の中から、審査により選ばれた入賞・入選作品110点を展観します。 一人ひとりの作者が精力を傾けた作品は、生きる喜びや社会への不安、家族や恋人との幸福な思い出など、描くテーマも違えば、油彩や日本画など技法もさまざまです。ただ共通しているのは、年を重ねた作者の人間味が、鑑賞するひとの心にダイレクトに伝わってくるということ。個性あふれる絵画の鑑賞は、描いたひととの対話でもあります。110人の描く天衣無縫(※2)な世界をお楽しみください。 (※1)第1回展の開催趣旨より。 (※2)「天衣無縫」とは、天女の衣には縫い目が全くないということから、文章や絵画がわざとらしくなく、自然に作られていること。また、人柄が飾り気なく、純真で無邪気なさま、天真爛漫なことをいいます。本展の趣旨と合致し、グランプリを「天衣賞」、準グランプリを「無縫賞」と名づけています。 審査結果 審査の結果はこちらのページをご覧ください。 グランプリ 天衣賞 山口敏行《シマウマスク》71歳 兵庫県 準グランプリ 無縫賞 武田光弘《アトムの時代》79歳 長野県 準グランプリ 無縫賞 山口賛治《湖北》81歳 京都府 審査員賞 檀ふみ選 吉田慶子《五月の風》80歳 岐阜県 審査員賞 皆川明選 藤原義弘《空になる「横通岳」》78歳 京都府 審査員賞 小川稔選 加藤明美《今を生きる》74歳 愛知県 開催情報 会期 2023年2月18日(土)–2023年3月26日(日) 開館時間 9:00~17:00(入場は16:30まで) 休館日 月曜日 会場 企画展示室 主催 松本市美術館 後援 文化庁、長野県 協賛 abn長野朝日放送、信濃毎日新聞社、市民タイムス、キッセイ薬品工業株式会社、株式会社アスピア、株式会社井上、MGプレス、株式会社テレビ信州、株式会社テレビ松本ケーブルビジョン、一般社団法人松本芸術文化協会、有限会社中部警備救助、松本商工会議所、有限会社北清水、松田油絵具株式会社、一般社団法人松本観光コンベンション協会 観覧料 大人:600円 大学高校生・70歳以上の松本市民:300円 20名以上の団体は100円引き 中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料 大学高校生・70歳以上の松本市民は観覧当日、証明書の呈示が必要 本展観覧券で3階の各コレクション展示もご覧いただけます。 関連イベント 関連プログラム①ゼロからはじめるデッサン講座 絵を描くってどういうこと?そんな初心者向けのデッサン講座を開催します。鉛筆の持ち方や削り方からデッサンなど「きほんのき」から丁寧にお教えします。 日時 2月24日、3月3日・17日・24日(いずれも金曜日) 各日18:00~20:00 ※連続4回講座 会場 美術館 市民アトリエ・講座室 対象 一般(高校生以上) 定員 20名 料金 3,000円(4回分) 持ち物 汚れてもよい服装 講師 津金多朗氏(諏訪清陵高等学校美術科教諭) 申込 こちらのフォームまたは電話(0263-39-7400)にて 関連プログラム②館長によるギャラリートーク 審査員長を務めた館長が、展示室にて作品の見どころなどを解説します。 日時 3月18日(土)14:00~ 講師 小川稔(松本市美術館館長) 会場 企画展示室 料金 無料(ただし、当日有効の本展覧会観覧券が必要です) 定員 先着20名程度 申込 不要。企画展示室前に集合 関連プログラム③ベビーといっしょにミュージアム 赤ちゃんを連れたお母さんや、ご家族の美術鑑賞をサポートします。アート・コミュニケーターとともに「老いるほど若くなる」展を鑑賞しませんか。 日時 2月22日(水) 午前の部10時~11時、午後の部13時~14時 会場 企画展示室(集合:講座室・市民アトリエ) 合同企画 信州大学医学部周産期のこころの医学講座、乃村工藝社 料金 大人1人につき500円(本展覧会観覧料として)※団体料金となります 対象 ベビーカーに乗る月齢のお子さんとその保護者 定員 各回5組程度 申込 信州大学医学部周産期のこころの医学講座HPより 問合せ 0263-37-2638(信州大学医学部)