コレクション展
直球勝負の書
会期 | 2018年1月10日(水) 〜 2018年5月13日(日) |
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会場 | 上條信山記念展示室 |
野球投手のピッチングと書家の筆使いとは、相互に通じるものがあります。直球や変化球は、直線的、曲線的な線。速球やスローボールは運筆の緩急や筆圧の強弱。球の握り方や投げ方の違いは、筆の持ち方や筆法の違い、など。心と体がひとつとなり、理想の投球(運筆)でバッターを三振にうちとること(作品)ができた時の爽快感は、投手も書家も同じでしょう。
長野師範学校(現信州大学)に在学していた頃、野球部のエースとしても活躍した上條信山。その書風を投球にたとえるならば〝直球勝負の豪腕投手〟と言えるでしょう。直線的な強さを基調とし、瞬発力と重厚さを兼ね備えた信山書風の真髄をご堪能ください。