展覧会情報

コレクション展

直球勝負の書

上條信山《竹柏勁心》1994年

上條信山《竹柏勁心》1994年

上條信山《朱熹詩一節》1968年

上條信山《朱熹詩一節》1968年

上條信山《卩天祐》1972年

上條信山《卩天祐》1972年

上條信山《珠氷》1995年

上條信山《珠氷》1995年

上條信山《竹柏勁心》1994年
上條信山《朱熹詩一節》1968年
上條信山《卩天祐》1972年
上條信山《珠氷》1995年
会期 2018年1月10日(水) 〜 2018年5月13日(日)
会場 上條信山記念展示室

野球投手のピッチングと書家の筆使いとは、相互に通じるものがあります。直球や変化球は、直線的、曲線的な線。速球やスローボールは運筆の緩急や筆圧の強弱。球の握り方や投げ方の違いは、筆の持ち方や筆法の違い、など。心と体がひとつとなり、理想の投球(運筆)でバッターを三振にうちとること(作品)ができた時の爽快感は、投手も書家も同じでしょう。

長野師範学校(現信州大学)に在学していた頃、野球部のエースとしても活躍した上條信山。その書風を投球にたとえるならば〝直球勝負の豪腕投手〟と言えるでしょう。直線的な強さを基調とし、瞬発力と重厚さを兼ね備えた信山書風の真髄をご堪能ください。

・作品リスト