展覧会情報

コレクション展

小川千甕(おがわせんよう)

小川千甕《西洋風俗新大津絵「ダンスの女」》

小川千甕《西洋風俗新大津絵「ダンスの女」》

小川千甕《不尽能高嶺》

小川千甕《不尽能高嶺》

小川千甕《田稼秋景》

小川千甕《田稼秋景》

小川千甕《苦楽一如》

小川千甕《苦楽一如》

小川千甕《西洋風俗新大津絵「ダンスの女」》
小川千甕《不尽能高嶺》
小川千甕《田稼秋景》
小川千甕《苦楽一如》
会期 2024年4月23日(火) 〜 2024年7月21日(日)

休館日:月曜日(休日の場合翌平日)

会場 池上百竹亭コレクション展示室

池上百竹亭コレクションは、松本市の文人・池上喜作(号・百竹亭、1890‐1978)が蒐集した近代文芸資料を主とする221点からなるコレクションです。本展示では、前回に引き続き、小川千甕の作品をご紹介します。

小川千甕(1882‐1971)は、仏画師(ぶつがし)・洋画家・日本画家・漫画家として、明治末期から昭和期に活躍しました。京都に生まれ、はじめ仏画師の徒弟となりますが、1902年からは浅井忠に洋画を学びつつ、日本画にも取り組みます。1910年に東京へ移り、雑誌『ホトトギス』、『太陽』などに挿絵、漫画を発表して人気を博しました。その後、本格的な日本画家として活動し、晩年には南画(文人画)に専念しています。

旅を愛した千甕は、福島をはじめとした各地を巡り、その自然や風俗に共感を寄せて作品を残しました。松本へもたびたび訪れており、池上喜作とは深い親交を結びました。コレクションには、喜作からの依頼を受けて制作された作品など、千甕の作品が多く収められています。

千甕の描く、枠にとらわれない自由自在でユーモアに溢れる作品をお楽しみください。

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