展覧会情報

コレクション展

生誕110周年記念 関四郎五郎特集展示

関四郎五郎《アルプスの空》1968年

関四郎五郎《アルプスの空》1968年

関四郎五郎《りんご》1949年

関四郎五郎《りんご》1949年

関四郎五郎《朝の太陽》1971年

関四郎五郎《朝の太陽》1971年

関四郎五郎《明神岳》1968年

関四郎五郎《明神岳》1968年

関四郎五郎《アルプスの空》1968年
関四郎五郎《りんご》1949年
関四郎五郎《朝の太陽》1971年
関四郎五郎《明神岳》1968年
会期 2018年12月27日(木) 〜 2019年5月6日(月)

月曜休館(祝日の場合は次の平日)、12月29日~1月2日
※会期中に一部作品の展示替えがあります

会場 常設展示室B・C

料金 大人410円、大学高校生200円

※20名以上の団体は100円引き
※70歳以上の松本市民・中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料

※バレンタインデー(2月14日)は男性無料、ホワイトデー(3月14日)は女性無料
※開館記念日(4月21日)、市制施行記念日(5月1日)は無料

長野県の戦後美術を支えた関 四郎五郎せき しろうごろう(1908~1971)。関が生涯追い求めたのは、人々が暮らす大地とそれを見守る雄大な山々、すべてを包み込む空と海の風景です。生気を帯びた色彩と、奔放で剛直な筆致によって、説得力ある独自の画面を生み出しました。

松本市芳川に生まれ、少年期に岸田劉生の作品に感銘を受けたことから、画家を志して独学で描きはじめ、春陽展や二科展などに出品します。30歳のとき上京し、熊谷 守一くまがい もりかずに師事。32歳で結婚、疎開を機に松本に戻って郊外の浅間温泉にアトリエを構え、四方を囲む北アルプスなどの四季折々に移ろう姿を飽くことなく描きました。時にはキャンバスや絵の具箱を携行して、上高地や伊豆などへおもむき、間近に自然の実相に向き合いました。

病弱な身ながらも、毎年、春陽展に大作を発表し、松本をはじめ、東京など各地で精力的に個展を開きます。その一方で後進の指導にもあたり、戦後に発足した信州美術会では事務局長を務めるなど、長野県美術界にも大きく貢献しました。

本展では、関四郎五郎生誕110周年を記念し、松本市美術館所蔵作品を軸に、県内の美術館、個人が所蔵する代表作を加え、そのひたむきな画業を振り返ります。