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「細川宗英展」関連プログラム

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「彫刻家・細川宗英展 人間存在の美」関連プログラムの参加者を募集中です。

講演会、ワークショップ、ギャラリートークなどのプログラムを通して、楽しみながら、細川宗英の作品の魅力に迫ってみませんか。

⑦制作中の細川宗英

すべて申込み先は松本市美術館(0263-39-7400)※申込み開始日が異なりますので、各プラグラムをご確認ください。

◆講演会
「細川宗英の彫刻表現」
※終了しました

講師/樽井 美波(彫刻家・清泉女学院短期大学助教) 日時/10月28日(土)14:00~15:30 会場/多目的ホール 料金/無料 定員/80名 申込/10月6日(金)から美術館へ

◆ワークショップ
①大人のためのワークショップ 「鋳造でつくる彫刻メダル※終了しました
原型作りから型取り、鋳込みといった体験を通して細川作品の理解を深めます。仕上がったメダルはアクセサリーなどにしてお持ち帰りできます。講師/羽田 顕佑(彫刻家・聖ヶ丘教育福祉専門学校専任教員) 日時/10月8日(日)10:00~16:00 会場/講座室・市民アトリエ 定員/一般20名(中学生以上可) 料金/2,500円 申込/9月6日(水)から美術館へ

②高校生のためのワークショップ 高校生講座「2000年後の化石を発掘しよう!」※終了しました
◎ワークショップレポートを公開しました
インクとローラーを使って2000年後の未来から現代の私たちの生活を発掘します。発掘したものは、美術館に展示。細川展プレ・ワークショップです。講師/柴川 敏之(美術家・就実短期大学教授) 日時/10月1日(日)10:30~16:00 会場/講座室・市民アトリエ 定員/高校生30名 料金/無料 申込/9月6日(水)から美術館へあそ美じゅつ(細川宗英)

③子どものためのワークショップ あそ美じゅつ「2000年後の絵手紙をつくろう!」※終了しました
今のモノをローラーでうつしとり、2000年後の「紙製の化石」をつくります。そこに2000年後の人々へメッセージを書いてみよう!講師/柴川 敏之(美術家・就実短期大学教授) 日時/11月12日(日)13:30~16:30 会場/講座室・市民アトリエ 定員/幼児~中学生30名(幼児の場合は保護者同伴) 料金/100円 申込/10月6日(金)から美術館へ

◆学芸員によるギャラリートーク
日時/10月14日(土)・21日(土)、11月18日(土) 各日14:00~
料金/無料(ただし、当日有効の本展観覧券が必要です)
定員/各日先着20名程度
申込/不要。企画展示室前に集合

とりがとまった
《鳥がとまった》1988年 諏訪市美術館蔵

展覧会の詳細はこちら
「彫刻家・細川宗英展 人間存在の美

 

ワークショップレポート(高校生講座)

風化しゆく人やモノの姿をとおし、時間や歴史を超越して存在するもの、内に向かって削ぎ落としていくような造形を探求した彫刻家・細川宗英作品への理解につながればと、高校生を対象としたワークショップを開催しました。

講師は、「2000年後に発掘された現代社会」 をテーマに制作を続ける美術家・柴川敏之さん。私たちにとって身近なものが2000年後の41世紀に発掘されたら、どんな様子になるでしょうか。帆布を2000年後の土に、ローラーを未来のスコップに見立て、松本市を発掘しました。

彫刻家・細川宗英展 プレ・ワークショップ
 高校生講座「2000年後の化石を発掘しよう!」
開催日/10月1日(日)10:30~16:00
会 場/講座室・市民アトリエ
参加者/20名
1.まず、「発掘」するものを並べていきます。
 
2.マンホール、キーボード…たくさんの身近なものが並びました。
3.土に見立てた帆布をかぶせます。今の生活が一瞬で土の下に埋もれてしまったイメージです。
4.最初はまっさらで、下に何が眠っているのかわかりません。
5.ローラー(スコップ)で、布(土)の下を探っていきます。
6.一面にいろいろな形が化石のように浮かび上がりました。
7.人も発掘されました。
 
8.ひとつに集めて、巨大な作品に。現在展示中です!

このワークショップで制作した作品を展示中です!

ワークショップ作品展示
 『PLANET RUINS|2000年後の松本遺跡』 
日時:2017年10月7日(土) ~ 11月26日(日)  9:00~17:00(入場は16:30まで)
場所:松本市美術館の2階プロムナードのガラス面
見所:この遺跡作品は、天気や時間帯によって見え方が変わりますので、いろんな表情をお楽しみください。
①どんなモノが化石化しているでしょうか? ②松本市ならではのモノの化石を見つけてみましょう! ③何人の人体が発掘されているでしょうか? ④細川宗英の作品と同じポーズの人体を探してみましょう!

 

講師プロフィール

《出現.40140921(2000年後に発掘された招き猫の出土品) 》
ミクストメディア 2008年

 柴川敏之|SHIBAKAWA TOSHIYUKI 
美術家、就実短期大学教授。岡山市在住。

1966年 アルベルト・ジャコメッティの命日 (1966.1.11) に大阪府で生まれる。広島大学大学院修了。在学中から自ら絵具を作り、絵画制作を行う。1994年から広島県福山市の草戸千軒町遺跡やポンペイ遺跡に触発され、「2000年後に発掘された現代社会」 をテーマに制作を始める。1997年に文部省在外研究員としてイタリアに滞在し、フレスコ画やポンペイ遺跡の研究を行う。国内外のミュージアムをはじめ、歴史的建造物や商店街など、地域や場所にこだわった展覧会やプロジェクトを行っている。また同時に子どもたちや一般の人々を対象にしたワークショップを行い、物の存在や現代の諸問題を見つめ直す活動を続けている。

【個展・プロジェクト】青森県立美術館、川崎市市民ミュージアム、佐倉市立美術館、京都芸術センター、広島県立歴史博物館、奈義町現代美術館、高知県立美術館、九州芸文館他【グループ展】十和田市現代美術館、東京ステーションギャラリー、上野の森美術館、倉敷市立美術館、鞆の津ミュージアム、北九州市立美術館他【ワークショップ等】北海道大学総合博物館、多摩美術大学、伊丹市立美術館、大原美術館、ひろしま美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、浜田市世界こども美術館他
柴川敏之HP: http://www.planetstudio41.com